最初から何かを信じさせる曲、というより。
むしろ、飲み込みきれない熱をそのまま突きつけてくる曲です。
“PROPAGANDA”/LiSAは、まっすぐな正しさよりも、内側で膨らむ衝動や圧力を前に押し出していく一曲。
まずは音を流しながら、読み進めてみてください。
🔥 “PROPAGANDA”|LiSA
言葉の圧で前へ押し出す、鋭い熱を持った一曲。
📺 公式動画
現在この曲の公式MVは公開されていません。
代わりに試聴はこちら👇
この曲に心が動いた方は、
ぜひ収録作品や関連曲でもLiSAの熱量をたどってみてください。
音や作品を並べて聴くと、“PROPAGANDA”の立ち位置もよりはっきり見えてきます。
🎵 曲情報
曲名:“PROPAGANDA”
アーティスト:LiSA
発売日:2019年7月3日
収録作品:15thシングル/EP「紅蓮華」
作詞:日高央
作曲:PABLO a.k.a. WTF!?
編曲:PABLO a.k.a. WTF!?
レーベル:SACRA MUSIC
🎼 曲解説
“PROPAGANDA”は、LiSAの15thシングル/EP「紅蓮華」に収録されたカップリング曲です。表題曲「紅蓮華」が大きな認知を持つ一方で、この曲はその並びの中で別種の圧力を担っている印象があります。
作詞は日高央、作曲・編曲はPABLO a.k.a. WTF!?。この時点で、言葉の押し出しとサウンドの攻撃性が前に出る構造はかなりはっきりしています。単純に勢いの強い曲というより、煽るような言葉の温度と、押し切るような音の設計が結びついて、聴き手を内側からせき立ててくるタイプの曲です。
一気に押し込んでくる。
✨ 歌詞の意味
タイトル自体が、かなり強い意味を持っています。直訳的に受け取れば「宣伝」「宣伝活動」よりも、ここではもっと圧のある「広められていくもの」「刷り込まれていくもの」に近い感触で響きます。だからこの曲は、何かを丁寧に説明する曲ではありません。むしろ、言葉や感情がこちらの判断より先に流れ込んできて、気づけばその熱の中に立たされている。そんな感覚を残します。
重要なのは、この曲が単なる反抗や挑発だけで終わっていないことです。表面には強さがあり、押しの強い言葉の運びも感じられるのに、その奥には「なぜここまで前に出ようとするのか」という切実さが残る。勢いだけならもっと軽く聴けるはずなのに、この曲はそうならない。そこにあるのは、感情を誇示する快楽というより、黙っていられない衝動です。
だから“PROPAGANDA”は、外へ向かう曲でありながら、同時にかなり内向きでもあるのだと思います。
誰かを巻き込みたいというより、自分の中で膨らみすぎたものが、もう留まれない。そんな圧がある。言葉の意味を一つひとつ固定するよりも、押し出される熱、言い切ることでしか保てない輪郭、その切迫感を受け取るほうが、この曲には合っています。タイトルの強さに引っ張られて派手な曲に見えやすいですが、本質はもっと生々しい。大きな声の奥に、抑えきれない感情の密度がある曲です。
🎧 聴きどころ
まず耳を引くのは、言葉を前へ押し出す勢いと、それを支えるサウンドの鋭さです。音数の多さや厚みだけではなく、前に突き進ませる圧がある。そこにLiSAの声が乗ることで、単なるラウド感ではなく、「言葉が刺さる曲」になっています。
もう一つは、勢いの強い曲なのに、ただ爽快では終わらないところ。熱の残り方に少しざらつきがあって、それがこの曲の印象を長く残します。
🌫 モチーフ分析
この曲で見えてくるのは、「拡散されるもの」そのものより、「拡散せずにいられない熱」のほうです。タイトルは外向きなのに、感情はかなり内燃的。
だから“PROPAGANDA”は、外へ叫ぶ曲というより、内側で増幅したものが限界を越えて噴き出す曲として読むと輪郭が出ます。強い言葉の連続に見えて、その実、中心にあるのは衝動の逃げ場のなさです。
🛒 作品とともに味わう“PROPAGANDA”
LiSA「紅蓮華」
表題曲の強さだけでなく、カップリングまで追うとLiSAの熱の幅が見えてきます。
“PROPAGANDA”の立ち位置も、収録作品ごと触れるとより鮮明です。
👤 アーティスト情報
LiSAは岐阜県出身のソロシンガー。2010年に『Angel Beats!』劇中バンドGirls Dead Monsterのユイ役歌唱で注目を集め、2011年にソロデビューしました。以降、アニメ主題歌を多数担当し、国内外でヒットを持つ存在として広く認知されています。強さだけで押し切るのではなく、感情の輪郭を保ったまま前へ出す表現に強みがあり、楽曲ごとに熱の見せ方を変えられるのが大きな特徴です。
その中で“PROPAGANDA”は、LiSAのまっすぐな推進力が、より鋭く、より攻撃的な質感で表れた一曲だと思います。表題曲とは違う角度から、声の圧と衝動の強さが見える曲です。
強い曲なのに、聴き終わったあとに残るのは派手さだけではありません。
押し出された熱の、その奥に何があったのか。そこが少しだけ引っかかり続ける曲です。
🌟 ぜひ聴いてほしい5曲|LiSA
- 🥇 炎(Homura)— 映画『鬼滅の刃 無限列車編』主題歌
- 🥈 紅蓮華 — TVアニメ『鬼滅の刃』OP
- 🥉 Catch the Moment — TVアニメ『ソードアート・オンライン』OP
- ⭐ crossing field — TVアニメ『ソードアート・オンライン』OP
- 🎵 シルシ — TVアニメ『ソードアート・オンラインⅡ』ED
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